・ベジタリアンはどうやって栄養取ってるの?
・妊娠中、貧血になったらどうするの?
・栄養不足で胎児へ悪影響はないの?
ベジタリアンですと、上記のように心配されることが多いでしょう。
とはいえ、どうしてもお肉やお魚を食べられない方もいますよね。
結論からいうと、私は妊娠中もお肉やお魚は食べませんでしが、元気で健康な赤ちゃんを出産しています。
鉄分不足になって病院から鉄剤が処方された時期もありますが、サプリなども併用しながら乗り越えました。
食事のことで悩んでいるベジタリアンの妊婦さんは、この記事を参考にしてくださいね。
ベジタリアン妊婦の食事は?
ベジタリアンは、菜食主義者のことを指しますので、お肉やお魚は食べません。
ですから食事としては、和食かイタリア料理をイメージすると解りやすいでしょう。
タンパク質と鉄分の摂取は?
とはいえ、妊娠中はタンパク質と鉄分をどうやって接種しているのかよく尋ねられます。
私は下記の食べ物から主に摂取していました。
【タンパク質】 | 【鉄分】 |
納豆 | 大豆 |
枝豆 | 切り干し大根 |
ナッツ類 | ほうれん草 |
牛乳 | インゲン豆 |
れでもやはり、妊娠中鉄分は不足気味でした。
ヘム鉄と非ヘム鉄
鉄には、『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』があります。
ヘム鉄:動物性食品に多く含まれる
非ヘム鉄:野菜や乳製品に多く含まれる
ヘム鉄は肉(とくに赤身肉)や魚に多く含まれるので、ベジタリアンが摂取するのは難しいです。
そして非ヘム鉄の吸収率は約5%、ヘム鉄は体内への吸収率は約30%と高くなっております。
鉄を効率よく摂るためには、ヘム鉄の多い食品を食べることが大切なんですね。
ベジタリアンは栄養不足?
しかしベジタリアンは、ヘム鉄を効率よく摂れないので、鉄分が不足しがちにはなる可能性は高いです。
とはいえ、ベジタリアンでなくても、偏った食事の方は栄養不足になります。
ベジタリアンは、食べものを上手に組み合わせて摂取し、吸収率をあげていきましょう。
非ヘム鉄の吸収率を上げる
そこで、非ヘム鉄の吸収率をアップさせる摂り方をお伝えします。
・ビタミンCと一緒に摂る
・果物酸と一緒に摂る(クエン酸・リンゴ酸など)
下記の食べ物と一緒に摂るのがおすすめです。
吸収率を下げる食品
吸収率を下げてしまう商品もあるので注意が必要です。
- カフェイン
- カルシウムの多い食品(牛乳や乳製品等)
- タンニン(緑茶やコーヒー)
- リン酸塩(加工食品・インスタント食品等)
妊娠中は、なぜかカップラーメンを食べたくなってしまう人が多いです。
お酒は飲まないでしょうが、コーヒーはデカフェなどにして飲みすぎないように気を付けましょう。
胎児へ栄養が届かない?
まず、お米をしっかり食べて、新鮮なお野菜やお豆腐を食べていれば胎児へ栄養が届かないということはまずないです。
ただ、妊娠中は悪阻などもあり、どうしても食事が偏ってしまう妊婦さんはいらっしゃいます。
栄養面のことを考えて、お料理するのが大変な時期もあるでしょう。
その場合は、かかりつけ医の先生に相談したり、サプリメントを取り入れていきましょう。
ベジタリアン妊婦の食事は危険:まとめ
ベジタリアンであろうとなかろうと、偏った食事をしていたら、栄養不足になります。
ベジタリアンは、お肉やお魚からタンパク質や鉄分を摂取出来ない分、食事の際に食べる組み合わせを意識しましょう。
下記の本は、ベジタリアン歴30年以上の料理家の方の本なのですが、お料理の種類も豊富でお気に入りです。
菜食レシピのレパートリーを増やしたい方は、とても参考になりますよ。
栄養不足のことを気にしすぎるとストレスになります。
心配な時は、かかりつけ医に相談しながら不安を解消していきましょう。
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