妊娠中は、普段使っている日用品を見直す良い機会です。
普段はどんな成分が配合されているかチェックせずに使っていても、妊娠をきっかけに気にするようになる方は多いですよね。
- 化学物質の入ったシャンプーは危険?
- 経皮毒が胎児に及ぼす影響は?
- 日用品はオーガニック成分のものにした方が良い?
と心配になっている方は、こちらの記事をお読み進めて下さい。
妊娠する前は「安くて髪質に合うもの」を選んでいましたが、今ではオーガニックのものを使っています。
妊娠中に使用するシャンプーが胎児に及ぼす影響は?
「妊娠中に使用するシャンプーには気を付けた方が良い」と聞いたことがありませんか?
私は、実際に通っていた産婦人科の助産師さんに「シャンプーやボディーソープは気を付けた方がいいよ」と言われたのがきっかけで、日用品を全てオーガニックのものに買い替えました。
なぜそのような忠告をしてくれたのかが気になったので、シャンプーやボディーソープに関して調べてみました。
すると、下記のような添加物が製品が含まれていることを知ったのです。
- 合成香料(ベンゼン・アセチレンなど基礎的な化学物質)
- 合成着色料(化学的に合成された色素)
- 合成防腐剤(石油原料から作られた合成成分)
- 酸化防止剤(自らが酸化することでほかの食品そのものの酸化を防ぐ食品添加物)
妊娠するまで自分が使っている商品に何が含まれているかなんて気にしていなかったので、様々な製品に添加物が含まれていることを知り驚きました。
経皮毒の危険性について
経皮毒という言葉を知っていますか?私は妊娠をきっかけに知りました。
経皮毒(けいひどく)とは、日常使われる製品を通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることとして、稲津教久らがその著書で使用している造語。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキペディアで調べてみると、経皮毒というのは造語だということがわかりました。
とはいえ、なぜ危険だといわれているのか気になったので調べてみました。
経皮毒の危険性
経皮毒に関しては、様々な情報が出回っています。
産婦人科医として有名な池川明先生は、経皮毒に関しての問題を取り上げて「女性を悩ませる経皮毒」という本を出版されております。
日用品に含まれる有害化学物質は、子宮内膜症、乳がん、子宮がん、卵巣がんの発生率を高め、不妊症を増加させています。最大の危険は冒された母胎から胎児への影響です。
出典:女性を悩ませる経皮毒(「BOOK」データベースより)
実際に、私の通っていた産婦人科の助産師さんの中には「赤ちゃんからシャンプーの匂いがする」という方は数人いらっしゃいました。
とはいえ、危険性に関してはハッキリとした回答はいただけませんでした。
産婦人科によってはさほど気にしていない助産師さんもいるので、神経質になりすぎなくてもいい問題だと感じました。
経皮毒は存在しない?
経皮毒のことを気にする方はいますが、一方で「経皮毒なんて存在しない」という意見も多いです。
そこで、内科・皮膚科医の友利新先生によるYouTube動画が非常に参考になったのでご覧ください。
- 界面活性剤が沢山入っているシャンプーは羊水にたまるのか?
- 赤ちゃんを産むとき、赤ちゃんはシャンプーの匂いがするのか?
- 毒素はなぜ子宮にたまるのか?
- 子宮のない男性の場合、経皮毒はどこにたまるのか?
などという疑問に答えてくれています。
一部にはなりますが、動画の中で友利新先生は下記のような回答をしてくださっております。
- 経皮毒は体に蓄積されるのですか?
-
経皮毒は医学用語ではありません。そして体(子宮)にはたまりません。
- 界面活性剤が入っているシャンプーを使うと赤ちゃんもシャンプーの匂いがするのですか?
-
産婦人科で働いている義理の兄や、助産師さんに質問をしたが誰一人として赤ちゃんからシャンプーの匂いをすると答えた人はいません。
友利新先生は、経皮吸収しても体にたまることはないといいきっておりました。より詳しく知りたい方は動画をみてくださいね。
- 経皮毒という言葉は医学用語ではないし、存在しない
- 何かが蓄積されて、子宮にたまるということはない
ということでした。
体に留まらないこそ、皮膚科医として患者さんへ「1日2回、お薬を塗って下さい」ということが出来ると主張をされています。
しかも友利新先生は、お子さんが3人いらっしゃる上に、義理のお兄さんは産婦人科医だそう。
しかし、誰一人として「赤ちゃんがシャンプーの香りがすると言っている人はまわりにいない」という事実もお話していました。
経皮毒に関しては、先生によって様々な意見があるようです。どの意見も参考程度に、自分自身がいいと思ったことを生活の中に取り入れていきましょう。
妊娠中におすすめのシャンプー
次に、妊娠中におすすめなシャンプーをお伝えします。
今回は無添加シャンプーを中心にご紹介しておりますが、どうしても髪がきしんでしまう人や合わない方がいらっしゃると思います。
ですから私自身が、無添加シャンプーではなくても「体にやさしいシャンプーだな」と感じたものもご紹介していきます。
成分にこだわりがある方は、ご自身の目でもしっかりチェックして調べてから購入してくださいね。
タイトル | 詳細URL | シリコン | 仕上がり | 泡立ち |
カウブランド | 詳細を見る | ー | リンス必要 | 弱め |
シャボン玉石けん | 詳細を見る | ー | リンス必要 | 弱め |
キュレル | 詳細を見る | 含む | リンス必要 | 普通 |
KUNDAL | 詳細を見る | ー | サラサラ | 普通 |
アミノシールド | 詳細を見る | ー | サラサラ | 良い |
ミノン | 詳細を見る | ー | リンス必要 | 普通 |
オルナオーガニック | 詳細を見る | ー | サラサラ | 良い |
体質・髪質など、人によって感じ方が違うと思うので、参考程度に読み進めてくださいね!
【カウブランド】無添加シャンプー
カウブランド無添加シャンプーは、ドラックストアなどでも必ずといっていいほど販売されている商品です。
カウブランド無添加シャンプーは、「しっとり」「さらさら」の2種類販売されています。
お値段も高くないので、とりあえず「無添加シャンプーを試してみたい!」という方におすすめです!
【シャボン玉石けん】無添加せっけんシャンプー
シャボン玉石けんの原材料・成分は、水・カリ石けん素地だけ。
ですから、「必要最低限の原料でつくられている無添加シャンプーを試したい」という方には非常におすすめできます。
一方で、「髪がゴワゴワ・ギシギシになってしまう」という声もちらほら。
カリ石ケン素地の原料にツバキオイルを使用しているので、ツバキオイル成分でサラサラになる方もいるようです。
【キュレル】シャンプー
キュレルのシャンプーは、フケ・かゆみ、乾燥などの頭皮トラブルを防いくれるシャンプーです。
シリコンは含まれていますが、デリケート肌の方からは人気があります。
【KUNDAL】ネイチャーシャンプー
KUNDALのネイチャーシャンプーは、ノンシリコンシャンプーでありながらも髪がサラサラになると評判のシャンプーです。
香りの種類も多く、自分の好きな香りから選べるのもおすすめの一つ。
人によっては、「香りがキツイ」と感じる方もいるので、好みがわかれてしまうシャンプーかもしれません。
【アミノシールド】アミノシールドソープD
アミノシールドソープDには、アミノ酸が配合されているため髪に栄養を与えて健康に保つことが可能。
しかも泡立ちがよく、コンディショナーやトリートメントがなくても、シャンプーだけで頭皮・毛髪のうるおいが保てます。
香りは柑橘系の香りなので、妊娠中のつわりの時期でもおすすめです。柑橘系が好きならばとても気に入る香りだと感じています。
下記の記事にアミノシールドソープDについて詳しく書いているので、参考にしてください。
【ミノン】薬用ヘアシャンプー
ミノン薬用ヘアシャンプーも、ドラックストアなどでよく目にすることが多い商品でしょう。
シャンプーがご自分に合う方は、ボディーソープなどもミノンで揃えている方が多いようです。
子どもから大人まで、頭皮が弱い方に人気の商品です。
【オルナオーガニック】シャンプー・トリートメントセット
オルナのオーガニックハーブティーは、髪がギシギシ・ゴワゴワになりがちな方におすすめです。
香りも柑橘系の香りなので、スッキリした香りが好きな方から評判が良いです。
まとめ:経皮毒の気にしすぎは禁物
妊娠中は日用品や、洋服の素材など、オーガニックなものを好むようになる女性は多いです。
しかし、情報過多な今の時代「どの情報を選べばいいのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
気を付けて欲しいのが、企業の広告です。
「オーガニック」をすすめつつも、成分をよくみてみるとオーガニックではなかったなんてこともよくある話なので気を付けましょう。
しっかり自分の目で成分を確かめて、購入するようにしましょう。
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